こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

漫画と老い

ついこの前、「節約したい」なんてことを書きましたが、今日、年末に出したクリーニングを受け取ってきたら「9,311円」の支払い……。
クリーニングで、きゅーせん!さんびゃく!じゅう!いち!えん!!
信じられない!!

 

マジか!?と明細を確認したら、僕が年末に何も考えずにボンボンと袋に詰めたものが全部(当たり前だけど)クリーニングされちょる!!
もうボロボロになったからいい加減、処分しようとしていたスーツや、家で洗濯できるシャツも!!
マイガッ!!
こういう「何も考えずに適当にやったら、思いがけずかさんだ費」がけっこう多いです。はぁ……
 

また買い物話が続きますが、最近『マスターキートン リマスター』の1巻を買いました。
マスターキートン』。ご存知でしょうか?

主人公がSAS(イギリスの特殊空挺部隊)出身の探偵で、様々な難事件を解決していくって漫画です。
優男に見えてもサバイバル技術に長けていて、知恵で難局を乗り越えていく姿は痛快です。
また、『マスターキートン』を語るにあたり、欠かせないのが考古学。
主人公が考古学者でもあり、その知識なんかも披露されます。
僕なんかがオススメするまでもなく、一度読み始めたら止まらないと思いますよ。

さて、この漫画が一旦終了したんですが、最近20年後を描いた『マスターキートン リマスター』が始まったんです。
このニュースを聞いた時、「『キートン』はゆっくり読みたいな。1巻出てから読もう」と決めていました。

その1巻が発売されていたので、ホクホクで購入。
漫画を買った瞬間のトキメキは何にも変えれないですよね。

すっごい楽しみにページを捲ります。
「20年後って言っても、キートンそんなに老けてないな」
「あーこの感じ、懐かしい!新作なんだなぁ」
「そうそう、考古学がストーリーに絡んでね」
「そうそう……」
「…………」
「……あれ?」

うん、全然頭に入らない!
ビックリするくらい入らない!

確かに『キートン』は考古学や国際情勢が絡んで、骨太の話が
多いんです。
が、昔はそれでも「おもしろい!」って思える程にはストーリを追えてた。
読んだ感じ、話の難易度は昔とそれほど変わらない(気がする)。
てか、人情を全面に出した箇所とかは昔と変わらず、おもしろい。

そこで求められる結論。
僕の理解力の劣化……。
劣化ぁぁぁ……。

まさか、漫画を読んで自分の衰えを感じることになるとは思いませんでした。

そうは言っても作者さんの書き方が変わって難しくなってるのかも。
すがる気持ちでamazonのレビューを読んでみても、「おもしろい!」「待ってました!」「さすがのストーリーテリング」と、超好意的。

いやいやいや、と。
お前ら素直になれよ、と。
むかし、『キートン』を読んでいた人と僕は同じだけ老けたはず。
みんなも分からなくなってなきゃ公平じゃない!ズルい!ズルい!

そんなわけで、僕だけ出し抜こうと、夜寝る前に読み返すようにしています。
僕だけしっかりと理解して、自慢しようと思います。
ただ、すごい良い睡眠導入剤……。