こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

におい

今日はもう帰ることにしました。
こんなにボロボロになったのも久しぶりってくらいの疲れ。
今日、メインの打合せが終わったあとは、何だかろれつが回らなくなってました。
そんな状態なので、この時間に帰れても、全然沸き立たない。上がらない。


あと、テンションを上げない要素の一つとして上げられるのが、スメル オブ マイセルフ。
自分でも分かるくらい、今の僕は香ばしい臭いを発してるようです。


覚えてるでしょうか?
僕がN島さんになりたくて美容院で「ぼぼぼぼば僕をN島さんに、して下さい!」と、緊張感たっぷりにお願いした話を。
その時、恥ずかしさのあまり勧められるがままに、病院の高いシャンプーやヘアケアセットを買ったこと。
買ったあとは、この恥ずかしい記憶を思い出すのでシャンプーを使ってなかったんですが、最近は思い切って使ってたのです。

そうしたら、どうでしょう!
匂いがなくなったの!
すごい!!
やっぱり高いものは違いますね。
世の中、お金ですよ。お金。


んが、ここ何日かは家でお風呂に入れないので、ホテルのシャンプーを使うわけです。
そうやって油断すると帰ってきます。Ni・O・Iが。


僕自身は良いんですが、他の人はたまったもんじゃないよな……と思い、自分で感じられるときは電車でも人の少ない場所に立つようにしてます。
が、今日は無理。
立つ気力がないので座らせてもらいました。


何も知らずに隣に座る女性。
「ごめんなさい!」
って思っていると、別に普通にされている。


あぁ、と。
育ちの良い子なのだな、と思うのです。


きっと親御さんから「匂いで人を区別しちゃダメよ」って、教わったのでしょう。
きっと僕の匂いに平然なフリして、我慢しているのでしょう。
「ダメよ!妙子!ここで嫌な顔したら、となりの疲れたお兄さんが傷つく!」と。
チラッと横目で僕を見る。
「スーツ来てるから勤め人さんよね?無精ヒゲ生えてるから、会社に泊まったのかな……?頑張ってるなぁ、お疲れ様」
と、勝手に隣の女の人にエールを送ってもらってることにしてる僕。


「でも、男の人の皮脂の匂いって何か落ち着く……。獣くさいのがたまらないのよね。もうちょっと濃くてもいいかも……。あ、何か、今日、わたし……」
と、勝手に隣の女の人を変態にしてる僕。


はー家帰って、お風呂入って、飲みに行こー