こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

靴を買おう

靴を買おうと、思いついたんです。


昨日、とにかく辛い仕事が一つ終わったんで、その記念として。
リメンバー○○プロジェクト(○○にはプロジェクト名が入ります)。
それと、まぁよく頑張ったよなと、自分に対して。
記念として靴を買うってなかなか良くないですか?オシャレじゃないですか!?


そんなわけで、ブランドものでも買おうかなって考えてました。
高い買い物=ブランドな田舎者の私。
欲しいものリストを作ってるんで、今朝ポチポチと見てたんです。
その中の1つ。
ブランドってわけではないんですが、なかなか買えない靴が。
HAKUって靴。
http://haku-shoes.com/


完全受注生産(※)で職人の北村さんにお会いして、足を見てもらわないと買えないという靴なんです。
(※「靴なんです」って言い切ってますが、あとから調べたら全然そんなことなかったです。卸してるお店に行って、在庫があれば買えるそうです。この認識がさっきまでありませんでした。そこを踏まえて読み進めていただけると幸いです)

すごい形が好み。
かつ、革だけど会社に履いていくのとは違い、優しい感じ。
結構前からサマリーでウォントしてたんです。


なんですが、北村さんは最近東京から丹波に引っ越したとのこと……。
「なんで!?東京の何が不満?言って!直すから!」と思ったんですが、アフターカーニバル。買うのは諦めてました。
が!
が、ですよ!
今日たまたま調べたら、昨日から東京にいるって!
やだ!何これ?運命?ってことで、受注会をされてるお店に行ってきました。


「あのーHAKUの受注会、してるって聞いたんですが……」と、恐る恐るお店に入る僕。
いつだって、どこだって初めて入るお店は緊張します。
「あ、どうぞー。奥です」とお店の方。
「まじかー」と思う僕。
だって職人さんでしょ?
絶対に怖いですよね。
「靴とは何か?」と問いかけれて、答えられなかったり、意に沿わなかったりすると「帰れ!」って怒鳴られるんでしょ?
知ってる。
海原雄山がカレー屋に入って「カレーとは何か?」と問いかけ、店主に答えさせた挙句、「町のカレー屋はこんなもんか」と嘲るあのシーンを知ってる。
北村さんにお会いしないと買えない、とは思っていたんですが、流れ作業でなんとかならないかしら?とも思ってた僕。


んが、奥から出てこられたのが優男って漢字の元になったんじゃないかってくらい、一目でわかる優しそうな男性。
かつ、若くてオシャレで、たぶん誰でも仲良くなれそうな感じ。
ズルい!


「あ、ありがとうございまーす」と向かい入れてもらって、かなりしっかりと足型を図ってもらいました。
何となく緊張されてるのが伝わってくるんですが、それでも真剣に一生懸命。
これはずるいわー。
僕の好感度という滝を、うなぎが登ってんもん。
こんなブログに書いちゃってるもん。


そんな感じで紙に足型を取ってもらったんですが「うわー変な足!」と思う、我が右足・左足。
そんな歪な足に対してこだわってもらってしまいました。
「この部分が使い続けてると中敷きが減って、くるぶしにあたるようになると思います。0.5ミリ下げてもいいですか?」ですって!
良いですか?って聞かれても、良いですお願いします以外の回答が無いですよね!
すげーな!と。カッコイイな!と。
1センチ以下のこだわり……。
帰りがけに「頑張って作ります」って。
もう一回言います。ズルい!!


そんなわけで無事にオーダーができました。
そんなHAKUの靴が届くのは8月上旬とちょっと先なんですが、どうせあと二ヶ月したらサンダルばっかりになるし、良いかと。


あー楽しみ!
靴ができる頃には彼女がいるから、いつもサンダルの僕が急にカッコいい靴はいたら「え?何それ?可愛い!」って羨ましがられるんですよね。
「へー私と合う前にオーダーしてたんだ?何かそれズルくない?」ってメチャクチャな論理で怒られるんですよね。
「もう行っちゃおうか?丹波?」って、ドキドキの初旅行になるんですよね!?
ヒューヒュー!


ちなみに僕の友達が、今日、子供が産まれたとのこと。
その子が大きくなったら、靴を見せて「この靴、君と同じ誕生日なんだよ」ってキザな事ができそうです。
それも楽しみ!