こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

ほろ苦い思い出が

今日はけっこう大物な話。
心して読んでください。


実はここ一週間、他部署のプレゼン要員の応援として駆り出されてたんです。
行く前になんで僕なんですか?って聞いたら
「プレゼンに慣れてるから」
とのこと。そんな決め方!?と思いつつ、会社には従順な私。渋々と拝命。
しかも、この部署の体制を見てみると同期がいたんですよ。
悪いことに研修中にちょっと憧れてた女の子。


こりゃ失敗できん!ってことで、一昨日、昨日と出社して一人でプレゼンの練習してました。
ご存知かとは思いますが、僕は好きな女の子の前で格好をつけるタイプです。
そんな付け焼き刃の練習が効いたのか、今日何とか無事に終了。


「お前ら同期だろ?飯でも食べてこいよ」と、上司からグッジョブなご提案をいただき、いそいそと定時で帰る僕ら。
すっごいドキドキしながら「どうする?」と聞いてみると、ありがたいことに女の子の方が「行こう行こう」と乗る気だったんで、飲みに行ってきました。
まぁ心臓はバクバクですよね。
良かったのは研修してたとこに近かったので、よく皆で行ってたお店にあっさり決まったこと。
急だったんですが、お店選びでワタワタしないですみました。


んが、こっちは緊張してるっていうのに、
「懐かしい!」とか、「お店のおばちゃん、まだ元気にやってるんだねぇ」とか、「実は私、ここのご飯あんまり美味しいと思ったことないんだよね」とか、ぜんぜんニュートラルな彼女。
なんだよ、と思いつつガブガブ飲んでたら、すんごい酔っ払ってました。
まぁ緊張してたっていうのもあるんですが……。


さて、ここからすごいんで心して下さい。
なんか急に彼女が黙ったな、と思ったら「ねぇのひ太って研修中に好きだった子とかいた?」とのこと。
「その子はいま僕の目の前にいるよ」とか口が裂けても、地球がひっくり返っても言えない僕。
「ふぇ?いや?え?な、なんで?」と明らかに挙動不審になってました。
「や、あんなに人前に出るのとかダメだったのに、プレゼントとかうまくなっちゃってさ、格好良くなったなぁと思って」ですって!
聞いた!?奥さん!?
「のひ太にすれば良かったかなぁ」ですって!!
父さん!母さん!!


さて、ここまで隠しててアンフェアだったんですが、彼女さん、結婚が決まってるんですよ。
だから、まさに「いま言わないでよ」ってお話。
実際、その子に言っちゃいましたし。
でも、「こんなに伸びると思ってなかった」と嬉しい返し。


そんな感じでいい思い出が出来たなぁという帰り道。
完全に酔っ払ってましたね。
「○○さん」と前を行く彼女さんに聞こえるか聞こえないか、絶妙な声の大きさで呼びかけてました。
これで振り向いたらせっかくだし、さっきの答えを言おう、と。
「好きだったのは○○さんだよ。結婚、おめでとう」って言おうと今考えてもゾクッとするくらいロマンチック。
酔ってました。


呼びかけと同時に2、3歩前に走る彼女さん。
「聞こえてなかったんだ」と、残念なようなホッとしたような。
でも、彼女さんは来るっと振り返ると「なーに?」と少し上目で僕のことを見てきたんです。
「言わなきゃ」とほとんど無意識に「好きだったのは……」って言いかけてました。
でも、彼女の方がかぶせるように「私はね、昔ののひ太も今ののひ太も大好きだったよ」と。
アワアワして何も言えない僕を「のひ太は格好良くなっても意気地なしだね」と寂しく笑われてしまいました……。


そのまま、どうやって帰ってきたか分からずに、今は家にいます。
悶々としながら気持ちの整理も兼ねて更新してます。



あ!信じてませんね?
ま、嘘だから良いんですけどね。
今日はずっと会社にいたわ!松屋でチキンカレー食ったったわ!!
こんなことがあったらいいな、出来たらいいな、あんな夢こんな夢いっぱいあるけどーってお話。


ちなみに「あ、これはのひ太にはないな。噓だ!」と思った失礼な人へ。
どこで見破りました?
200字でまとめて、明日中に僕に提出すること!