こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

紹介しづらい趣味について

うすうすお気づきだと思いますが、最近「詩」が好きなんです。
好きって気がつきました。
今まで何とも思ってなかった幼なじみのあいつが、ふと見せた意外な一面から気になってしょうがなくなり「そうか。おれ、あいつのことが好きだったんだ」と気がつくような嵐の夜。ぴしゃーん。


きっかけはこれ。
……とyoutubeのリンクを張ろうと思ったら、違法っぽいのしかないですね。
3年くらい前にやってた、『峰不二子という女』っていうアニメのオープニング。
緊張感があるBGMをバックに、ハスキーボイスの女性が淡々とセクシーな詩を朗読していきます。
当時も「何だこりゃ!?格好良すぎるだろう!!」と思っていたんですが、最近サントラを借りまして。
もう、覚えたての猿のように聞いてます。
あぁん!格好いい!!


よくよく考えたら、はっぴいえんどの『続はっぴいえんど』も好き。
これもyoutubeになかったんで具体的に紹介できないんですが、感受性の話を中二病全開で読み上げます。
CDを持ってる人はぜひもう一回聞いてみましょう!
ちなみに、Amazonとかで評価を見ると「名盤だけど『続はっぴいえんど』だけは恥ずかしくてちょっと……」という意見でいっぱい。マジか?


あとSUIKAtotoさんとか。

www.youtube.com


ようやくyoutubeにあった。
これはほとんどラップだけど、カッコいい!!


普通の歌だと、リズムばっかりで歌詞とか聞かないじゃないですか?
すごい聞いてから歌詞カード見て「こんな曲だったの?」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
それを詩として読み上げると、ダイレクトに味わえる気がします。
カッコいい曲、カッコいい詩だと、普通の歌の2倍楽しめるっていうか……。


あと、思い出に残ることとか詩にして残しておくとか、素敵だと思うんですよね。
すごい良い風景を見た時とか写真をよく撮ると思うんですが、後から見直して「あーこんな風景だったっけ」くらいで終わっちゃうだろうところ、詩と一緒に残しておけば、ありありとその時の感動を思い出せると思うんですよ!
俳句とか短歌って、そういう使い方なのかなって思います。
そんな考えもあって、ラップがどうのこうのとか言ってたわけです。


ちなみに僕が読む場合「みんな大好き!明日も絶対良い日!」とかのキラキラしたのより、真っ黒に暗かったり、エロかったり、変態な内容の方がゾクゾクして好みです。
朗読すると死ぬ、と言われてる詩とかもありますよね。
まだまだ読み始めのビギナーなので、もしそういうのを知ってたら是非教えてほしいです!


そんな感じで読むのも作るのも楽しいんですが、これをなかなか人には紹介しづらい。
例えば合コンとかで必ず話題に上がる「趣味はなんですか?」という問いに対し、
「趣味……?そうだなぁ……強いて上げるなら、詩、かな?」
なんて前髪でもかき上げながら言おうものなら、
「うわー私の前のやつ、痛い!今日失敗だったな……」
と、思われることうけあい。
「絡まる、君と僕の視線……。まるで、ポケットの中のイヤホンのよう……。もう解けない……」
とか、言い始めようものなら、
「ちょ!前のやつ!ポエムり始めた!チェンジで!助けて!」
と確実に思われる。


そんなわけで、なかなか人には紹介しづらい趣味です。
悲しいので、夜寝る前にひとり寂しく恋の詩集を読みながらベッドに入ります。
「こんな恋、したいな……」とか思いながら寝ます。
圧倒的、乙女。
いま、僕の乙女力を測ったらスカウターが吹っ飛びます。