こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

本と映画

家には帰ってきているんですが、あんまりフラフラ出来るほどは回復していないので、大人しく家におります。
で、やることがないから本&映画。せっかくなので、今週読んだ本と、見た映画をご紹介してみましょう。


<本>
『漂流』吉村 昭著

www.amazon.co.jp


前にも書きましたね。入院中に読みました。
江戸時代、物流用の船がシケで流されてしまい、長平はじめ3人が鳥島に流されてしまいます。
鳥島がどこかっていうと、東京から青ヶ島のさらに倍くらいのところ。

で、興味があったらwikiとかで見てほしいんですが、本当に何もないところなんですよ。
写真で見てみると、ちょぼちょぼとしか草が生えてない。木なんて皆無。
なのに、一から船を作って、脱出を図るんですよ。
どうやって船を作るかはネタバレになるので書きませんが、それ、どんだけ時間かかるんだよ……って方法です。
長平の生きる執念、不屈の精神が凄まじいです。

こういったとんでもない話が淡々とつづられ、とても読みやすかったです。40年前の本とは思えない。

 

 

ランチのアッコちゃん』柚木 麻子著

www.amazon.co.jp

会社でぱっとしない派遣の女子社員が、勤め先の部長「アッコちゃん」のランチと、自分のお弁当を交換するっていうのが第一話。
……何か簡単に事態が好転しまくっていくので、何だかなぁという感想。

 


『侠飯』福澤 徹三著

www.amazon.co.jp


ひょんなことで、ヤクザが自分の家に居候するようになるんですが、そのヤクザが作る料理がどれも美味しいって本。
何かグルメ関連本が多いですね。
福澤さんは前に『Iターン』っていうのを読んでいて、なかなか面白かったのを覚えていたため本を購入。
ただ。うーん、別にヤクザ屋さんが料理する必然性がないかなぁって思いました。
でも、どの料理をとてつもなく美味しそう!
夜中に読むのは危険な本です。

 


『無菌病棟より愛をこめて』加納 朋子著

www.amazon.co.jp


今週のぶっちぎり一番です。
加納さんの白血病闘病記なんですが、その重たい内容が軽やかな文章で書かれています。
白血病について不勉強だったんですが、この本を通してどんな病気で、どれほど辛いものかの一端を知ることが出来ました。
それでも、加納さんは文章の中にユーモアを入れることを忘れない人で、すっごい辛いはずなのに笑える方なんだろうと思いました。強い方です。

あと、僕は加納さんが書く小説の大ファンなので、もうこの一言につきます。
生きてくれて、ありがとうございます。
闘病後の去年出された『トオリヌケキンシ』を僕らファンに届けてくれて、ありがとうございます。と。
思わず、ファンレターを書いてしまいそうになりました。

 

<映画>
コンスタンティン

www.amazon.co.jp


キアヌリーブス扮するコンスタンティンが悪魔祓いをするっていう映画(とてつもなく簡単な説明ですが、本当なんだもん)。
コンスタンティンはヘビースモーカーで肺がんで余命いくばくもないんですが、もう今様やめられないといって吸い続けます。
さらに、悪魔を祓うのに「聖なるショットガン」を使ったり、「ドラゴンの息」とよばれる火炎放射機を使ったり、やりたい放題。
極めつけは両腕に入れ墨が彫ってあって、その両腕の入れ墨を合わせるように前に突出し「姿を……見せろ……!」チャキーン!と。
もうね、中二病全開。
いいぞ、もっとやれと。
もうちょっとアクションシーンがあっても良かったかなと思ったりなんだり。


イントゥ・ザ・ワイルド

www.amazon.co.jp


大学を卒業した青年が、ひたすら荒野を目指すっていうお話。
……たぶん好きな人が多いだろうなぁという映画。実際レビューも高評価だし。
でも、言っちゃいますが、僕は駄目でした。正直、ちょっとずつじゃないとみる気がしませんでした。
なんか、主役の男の人の顔が可愛すぎて、髭ぼうぼうになっても、なーんか小奇麗感が残って点とか、主人公の考え方が何かピンとこない点とか、なーんか鼻につく映画っていう感想しか出ませんでした。
まぁ僕が見るには、まだ早すぎたかもですね。若さを傍観できないと、この映画は見てて辛いですね。

 

 

フォレストガンプ

www.amazon.co.jp

久しぶりに見たくなって。やっぱり面白い!

 

 

さて、何が言いたいかというと、こうやって本読んで映画見る生活をしてるじゃないですか。

うん、会社行きたくねーー!!