こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

近未来の悲劇

いやー!ね、む、い!!のひ太です。
そろそろ夜明けでも、こんばんわ。
今日は夜間作業のため、こんな時間に更新です。


今回、会社のパソコンが使えないところに出張しているため、目的の仕事が終わっちゃうと何にも出来ない。
一応、書類を持ち込んでチェックとかはしてるんですが、限界がある。
で、スマホの中入れてるKindle本を読んでたりしたわけです。


Kindle、便利ですよね。
もしかして知らないかもしれない、うぶで寝んねな貴方のために説明しておくと、まぁ電子書籍です。
Amazonが運営していて、普通の本を買うのと同じ感覚で電子書籍を買えます。買った本はスマホなり、タブレットなり、PCなりで読めます。


僕も本好きの端くれ。
出来れば読書は紙媒体でしたいと思っています。
紙の方がまだ読みやすいし、電子書籍だと本を買って手にしたときのワクワク感があんまり無い。
買った、読んだ、買った、読んだ、だけ。
本を読むのではなく、消費している感覚です。


が、それを補ってしまう便利さ。
まず、物理的な場所を取らない。
持ち運びもスマホのみ。
かさ張るものの代名詞である本がスマホに集約される。家のなかも鞄のなかもスッキリ。
たぶん、Kindleを使ってなかったら、うちの中は漫画で埋もれてました。THEオタクの部屋。


そして、珍しかったり、あんまり本屋では売ってない本が買えたりする。
昔の名作とか、マニアックな本とか。
それがベッドの中から手に入る。
恐ろしい時代です。


ただ、今Kindleの中の本の一覧を見ていて思ったことが。
この本の一覧、本棚リストから不要なやつは消せないんですかね?
基本、一覧から「消す」って概念は無さそうに見えるんですよ。
うん、ここはめっちゃ不便。


電子書籍は「貸す」という概念がありません。
電子情報となった本が簡単に貸し借りできてしまうと、再現なく貸す……というより譲渡が繰り返され、本の価値が限りなく低くなってしまいます。
だから、買った人だけが楽しめる、というのが原則。
よって、本を隠すという概念も無いように思われます。


もうここまで書けば懸命な皆さんならお気づきでしょう。
ちょっとエッチな本とかも一覧に残り続けるわけです。


仮に、ですよ。
けっして僕が持っているわけではないと、頭に入れて読み進めていただきたいのですが、他にも面白い本とか何冊も入っているのに、少しだけエッチな本がKindleに入っていたとします。
その時に普通の漫画で「お!すげー面白い!」つって、「この漫画のこのシーン、最高に面白くない?」と、友達にスマホを渡して紹介したとします。
で、「本当だ!これ3巻かぁ。他の無いの?」って、本棚のリストを見られるとします。
そうして起こる、「え?お、お前、こんな趣味?」と、引かれるという近未来型の悲劇。
俺はただ、面白い漫画を共有したかっただけなのに……。


I'sのエロい巻だけ買い直していることがバレたり、評判がよくて買ってみたら思いの外エロくて「マジかー」と思いつつ買い続けていることがバレたり、「え?何?この萌え漫画?」と手を出してみたらムフーとなって買い増ししていることがバレたりするリスクが電子書籍の本棚リストには、ある。
だから、絶対に今の状態でKindleはチラッとも見せられないんですよ。
や、僕の話ではないですよ?


これ、紙の本だったら、こんな悲劇は起こらなかったんだと思います。
リスク管理の基本、「分散」が出来るから。
「このちょっと人様にお見せするのに、はばかられる本は、机の一番下の引き出しを引いたときにできる空間に置いておこう」とかが出来る。
ベッドの下には比較的ライトな奴で引き付けておいて、パンクなやつはタンスの後ろに置いておこう、とか戦略が使える。


これがKindleに一本化しちゃうと、本棚リストに全部出てきちゃう。
アホか?と。
ここだけはアマゾンの正気を疑う。
確かに電子書籍Kindleの他に、楽天ソニーのもある。
だから、普通の本はKindleの、ちょっとムフフな本は楽天とかにした上、楽天ブックスのショートカットは消しておけば良い。
でも、全部Kindleにしたいんですよ。
だって、電子書籍の数が圧倒的にKindleが多い。
ただ、本棚リストの編集が出来ればそれで良いのに……。
せめて黒歴史的な本は消したい……。


僕が考えるに、Kindleの一般的普及はここが勝負な気がします。
感動の共有が出来ないコンテンツって、絶対に延び無いと思う。
今のままだと「のひ太ーKindle見せて(ハート)」と言ってきた彼女に端末を渡せない。
メールやLINEなんかより、断然ブラックゾーン。


あ、何回も言いますが僕の話ではなく、Kindleの普及について考えたって話です。