こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

みんなが「ツライ、ツライ」と言ってるところ、僕は何ともなかったので「あれ?治った?」なんて思っていたのですが、ダメでしたね。
しっかり奥まで罹患中でした。
花粉症。
外に出てなかったから、分からなかっただけみたいです。


この時期は鼻毛を切るタイミングや、切る長さが気にかかりますよね。
短くしすぎるとダイレクトに花粉の攻撃を食らうし、長すぎると飛び出して恥ずかしい。
信じられるのは己の勘のみ……!
鏡に向かって鼻の穴を広げて、どの毛を切ろうか考える僕。The Busaiku
人は鼻の穴を覗く時、鼻の穴もまたこちらを覗いているのだ。
どの毛を伸ばし、どの毛を刈るか?
職人の技が光る瞬間ですね。
キラン!見えた!!


そんなわけで処理してきて、外に出たらもう大変。
ノーズウォーターがやめられない、止まらない。
僕の鼻の粘膜が、ダイレクトにフラワーパウダーを浴びてます。
技が光りませんでした。ぺらん(光らない音のつもり)。


そんな状態で会社に向かってます。
ティッシュを家に忘れてきたから、早く会社についてほしい。
こんなに会社を恋しく思ったのは初めての経験。
障害があることで、人は真実の愛に気づくのか?
逆説的に言えば、人は障害無しで愛にたどり着くことはできないのか?
鼻水が僕に愛について考えることを強要してきます。


ちなみに、途中でティッシュを買うのは嫌なんです。
そうやって買ったティッシュが家にも会社にも大量にあるので。
もうこの負の連鎖を断ち切りたい。


今日は鼻がたれても、この両親がくれた体で受け止める覚悟です。
父さん、母さん、汚れてしまうかもしれない息子をお許し下さい。


あ、もう着く!
走れ!


……で、会社。
間に合いました。
天運は我にあり!!