入院生活①

暇だ。

入院して一日で辟易しています。
僕は個室にあてがわれていて、それは良いのですが、ここから出てはいけないというお達しが出ています。
僕の肺炎は人に移す可能性があるということで、外出禁止と。
よって外から刺激を受けることがありません。

急な入院で本も持ってないし、やることないからネットでも、と思ってしていても意外と楽しくない。
「仕事やすんで一日中、ブラウジングしたら楽しいだろうな」と思ってたのは、やってみるとそうでもないってことを知ることが出来ました。

なので、食事くらいが楽しみ。食事の一時間前くらいからソワソワしちゃう。
これまでの食事を上げてみましょう。

※昨日の朝食

・パンとマーガリン&リンゴジャム
・クリーム煮
・青菜炒め
・牛乳

※昨日の昼食

・ご飯
・肉にら炒め
・高野豆腐の含め煮
・りんご
・ふりかけ

※昨日の夕飯

・ご飯
・中華スープ
・鰆の香味焼き
・チンゲン菜の炒め物
・メロン

※今日の朝食

・ロールパンとイチゴジャム&マーガリン
・ポパイソテー
・ゆで卵
・キャベツ和え
・牛乳

どれも美味しいんです。満足感もあって不満なし。
そうするとネタがない。刺激がない。

ボーっと窓の外の雲の流れを見る。
確かに憧れのシチュエーション。
でも、憧れてたのは海辺で寝転びながら雲の流れを見るのであって、病院の窓枠から見るとは思ってもいませんでした。

当然、献立表は熟読済み。
部屋にある、橋本知佳さんの淡いタッチの絵も鑑賞済。
8月のカレンダーはアメリカのカトマイ国立公園。

そんなライクア仙人みたいな僕に対し、外はバタバタみたいです。
病院の人がみんな忙しそう。
けっこう走って移動する音を聞きます。
看護師さんが僕の部屋に来るときも、とにかく用件だけ伝えて風のように去っていく。
それでもちゃんと回っていて、かつ、こちらも心地よくいさせてもらえるので、スタッフさんの尽力につきると言えそうです。ありがたいことです。
お給料二倍払ってほしいと、勝手に思ってたりします。

そんな人たちを捕まえて話し込むわけにもいかないので、やはり暇してるしかない私……