こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

今日あった良かったこと。

今日あった良かったこと。

 

行きの電車で久しぶりに座れたんです。

しばらくすると。隣の席も空き、大学生っぽい女の子もストンと座ったかと思ったらすぐに入眠。

寝つきが良い子だなぁと思ってたら頭がね!僕の肩に!!
来たよ!あのカップルがやるという「恋人の肩にもたれかかって寝ちゃう。でもね、本当は起きてるんだ。あなたに触れたいけど恥ずかしいから寝たフリしちゃう」イベントが!!!
ありがとう!神様、ありがとう!


会社は電車で一時間くらいかかるので、座れた日は疲れて寝ちゃうことが多いんですか、心臓でYOSHIKIが16ビートを叩くので寝れませんでした。エックス!!


仕方がないので『海に行った帰りのカップルin電車の中』をシミュレーションしてました。
「今日、楽しかったね」
僕は彼女に笑いかけながら聞いてみる。
「うん!でも、日焼け止め塗ってたのにけっこう焼けちゃった」
「そう?そんなに変わってないように見えるけど……」
「ほら?全然違くない」
彼女がTシャツの肩口を少しだけ開けて覗かせてくれる。
確かに少しだけ赤くなった肌。それとは対照的に白く輝くTシャツの中。
「やだ!じっと見ないでよ。のひ太のスケべ」
言葉とは対照的に魅力的に笑う彼女。
「……日焼けのしすぎで疲れたのかな?眠くなってきちゃった。私、少し寝るね」
そう言って僕の方に頭をのせる彼女。
「えへへ、私の特等席」
しばらくすると聞こえてくる、スースーと規則正しい寝息。
「今日楽しかったね」
もう一度、僕は聞いてみる。
やはり聞こえてくるのは小さな寝息と電車の音だけ。
彼女の頭の重みと、電車の揺れが妙に心地いい。
思わず僕は語りかける。
「……今日みたいな日がずっと続くと良いなって思ってるよ。大好きだよ。のひ子ちゃん」
「……そういうのは、私が起きてる時に目を見て言いなさいよ」


みたいな!!


女性からしてみたら肩に頭を乗せただけでこんなことを考えられてて、さぞ気持ち悪かろうとは思うのですが、それでもこの一件で、言うこと聞いてくれない後輩のことも、20時に連絡してきておいて「明日までにやっておいて」っていうお客さんのことも、みんなみんな許せたりするんです。
はー良い日だったなんて、この日記を帰りの電車で書いてたんですが、ふと甘い匂いがするなって横を見ると、バナナ食べてる人がいてビックリしました。
今日はなんだか電車が凄い!