こんにゃくライトセイバー

あさおきて ひるねして よるねた

勉強をめずらしく

雨なので外にも出ず、一人家の中でクリスマスソングを聞きながら、本を読むという精神修行をしています。
何でクリスマスソングにしたかは、自分でも不明。2時間前の自分をぶん殴りたい。もうやめて!のひ太のライフはゼロよ!


何を読んでいたかというと、これ。ドン!

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前にちらっと書いたんですが、「日本語を勉強しよう」の一環で買った本。
色々な本をちょこちょこ読み進めているんですが、この本が非常に良かったです。
レトリック=言葉の表現方法(特に比喩に特化している気がしますが)、と素人の僕は認識しています。
で、その表現方法を易しく教えてくれる本でした。


読んで知ったんですが、レトリックなしで喋ったり、書いたりは無理なんですね。
ちょっとした一言に、技法があって名前がついてました。
家族に「お風呂が沸いたよ」って話しかけるだけで、3つくらいのレトリックが使われてるんですって。へー。


この本に書いてあることを完璧に理解して使いこなせたら、たぶん超優秀な営業マンか、詐欺師になれます。
本に書いてあることは技法の紹介だけなんですが、「これをこう使ったら、この意味を強調できるな」とか、「これをこう使ったら、相手が他のことを考えられなくなるな」っていうのがゴロゴロしてました。
応用できるようになったら、人を操るのもたぶん……。
ただ、言葉なんで無意識に使いこなせないといけないと思うんですけど、相当大変ですね。これは。


そんな感じで営業の人とかにお勧めな本かなって思いました。
僕は、別に仕事的な目的で読んだわけではないんですが、まぁこの本は手元においておいて、ちょこちょこ見ようかなって思います。


あと、一個。
この本の中で、反復法っていうのがあったんです。
僕もブログで使っている気がするんですが、繰り返し表現による文体のリズム感の強調ですね。
この反復法の説明を、反復法を使ってしているんですが、すっごい名文だと思いました。
ちょっとのっけておきます。


--引用始まり
反復は、生のリズムそのものです。脈拍、呼吸、一歩一歩、活動と休息。これらと同調するように昼と夜が交代し、季節が巡ります。反復は、またパタンを生みます。生地に文様が浮かび、建造物に装飾が彫り込まれます。反復は、また音楽を奏でます。手拍子、足踏みにはじまり、各種の楽器に受け継がれます。反復は、また詩歌を創ります。とりわけ、終わりの繰り返し部分はリフレーンと呼ばれます。
--引用終わり


こんな感じで本の中がずっと名文。こんな文章が書けるようになりたいなぁ……。
と、珍しく真面目な内容になりました。


さて、そろそろ飲み会だ―。焼き肉だー!!